僕が20代にどうやって自由になったか〜その5〜ヤフオク狂時代

〜この文章はmixiに2007年4月に書いたものの転載です〜

 

人生を変えた26歳誕生日の出来事

 

ある冬、カイシャで

 

中国から仕入れた「アクセサリー」を売れないから処分しようという話になった。で、社長が「スタッフで欲しいやつはもって帰れ」ってなった。

 

ぼくはみんなが持って帰った残り全部、ダンボール10箱分くらい持って帰った。社長は「ヤフオクで売れるよ。儲けろよ。」

 

やったことがなかったが12月、家のPCで出してみた。

 

ゼンゼン売れない。
なんと1円でも売れない。

 

どーゆーこと?

 

そっから写真やタイトルとか工夫したが、
やっぱ中国品。

 

そーだ、当時ネットもつないでなくて、近所でかすかに飛んでる無線LANを利用してアップしていた。(笑)

 

で、売れても1円。 送料を多めにとったり、クレームを受けたりしながら、12月儲かったお金が10,000円。

 

世の中甘くないな~。と思った。

 

でも、ここでヤフオクで売るというスキルを身につけた僕は、
フリマで買ったものや落ちてるような不用品を売っても、商売になることに気づき始めた。

 

それで、僕は遊びで色々やって、毎月給料とは別にいくらか収入を得るようになっていた。
小遣いにはなっていたが、ずっとやってるとおもしろくなかった。

 

ヤフオクにあきていた。

 

それでイーベイ(eBay)という海外オークションの存在を知った。

 

で、イーベイのセミナーがあるというのでいってみた。

 

そこで講師が言った。
「この中で、イーベイで食っていこうとしている人いますか?」
ほとんど手があがらなかったが、
後ろで、
「食っていこうとしてる・・っていうか私らもう食べてるしね。」
20代後半くらいの女性2人がヒソヒソ話していた。
僕は「えっ?まじですか?どうやってるんですか?」と質問攻めした。
企業秘密、と返された。

 

そっからおれはいろいろ試した
家にあった小説を出品すると
定価500円のものが$15で売れた。
びびった。

 

そこから僕はこのイーベイを使って実験を繰り返した。

 

フリマで買った歌舞伎の人形を売ったり
京都でみやげ物を買って外人の趣味を調べたり、
ガクトや浜崎あゆみが海外で人気ということもわかってきた。

 

もちろんトラブルもある。
いたずら入札も絶えなかったし、
トリニーダドバゴに30分電話で文句を言ったこともあった。何をしゃべったかは覚えていないが。
(向こうがなんていってるかもわからんかったが。)

 

こういうことをカイシャに通いながらやっていた。

 

会社で学んで、自宅で実践する。という感じ

 

こう書くと、掛け持ちかよ?って思う人もいるだろう。

 

でもカイシャなんて、使うか使われるかだ。
そう、利用するか、利用されるかの勝負なのだ。

 

僕は自分が社長だと思って働いていたし、みんなもそうするべきだと思う。
ぼくはカイシャをひとつのでかい取引先みたいに考えていた。

 

ぼくが言いたいのは、給料をもらう犬になったらあかんってこと。日米の関係をヤユする奴に限って、会社に首輪でつながれてたりする。

 

会社と個人の関係

 

ちょっとだけ語らせてもらうと、(金持ち父さん的な話になるが)

 

収入源が給与収入1本っていうのも危ないと思う。
支出ルートは10本くらいあるのに。
だってそれって命綱をカイシャに握られてるってことだろ?
あなたは会社の命綱を握ってますか?

 

カイシャはピンチになるとあなたを切れます。「ごめん!」って、爽やかにね。
逆にあなたはカイシャを切れますか?

 

だからカイシャの奴隷になる。

 

ギャートルズの世界で言うと、みんなでわーってマンモス取りに行って、「はい、お前の取り分こんなけ」
みたいな。

 

カイシャなんてプロ野球みたいに1年契約にしたらいいと思う。じゃあスタッフもクビにされたくないから頑張るし、カイシャ側だっていい奴に逃げられたくないから正当な評価をする。なんやろ、お互い緊張感がでるよね。

 

今の会社を辞めても同じ業界で食っていけるようなスキルを身につけるとか、人脈をつくっとくとか、
何かジョーカーを持っておきなさい。育てるべきやで。

 

一番いいんは「市場に雇われる」つまり「お客に雇われる」
これがベストなんちゃうんかな。
会社に貢献するんじゃなくて、市場に貢献する。

 

これなら食いっぱぐれへん。
ぼくはこっちを目指してやってます。

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