なぜあの人は辞めた会社と良好な関係でいられるのか?

退職したSさんの話。

 

タカケイモト@週休5日です。

先週のことなんですが、うちの会社のスタッフのSさんが退職することになったんですね。

5年くらい働いてくれてたんですが、社内での成果も評価も高くなかった。

 

で、Sさんから辞めるという話になって。で、転職先が決まったら教えてくれたら嬉しい、と言ったんですね。その時は「プライベートのことなのでそれは言えません」と、いうドライな回答だった・・。

 

で、そのSさんの最後の送別会の次の日に、連絡がきた。

「今後のキャリアプランなどを相談したい」と。

で僕の家の近くのロイヤルホストで夕方あっていろいろ話をした。

わずかに取引もある同じ業界に転職が確定した様。

それを報告してくれたんですね。

で、彼は奥さんが台湾人ということもあり、台湾で暮らすのが夢だったんですね。

その募集は台湾事務所の設立にともなった人材の募集だったんで、まさに文句なしのタイミングでもだったと。

 

夢へのルートの提案

 

そこで、僕はその会社に決まったことを祝福しつつも、その会社で働くメリットとデメリットやリスクとリターンなどを話した。

また、個人ですでに中国語と英語が上級レベル、台湾に親和性が高い、という点から市場でのポジションを作りやすい、ということを伝えた。つまり独立、ということですね。

彼は僕の話に共感し、感心していた。

 

どちらにしても、辞めたスタッフがそうやって報告相談してくれることはほとんど記憶にないので、これからも応援とサポートができたらな、と思いました。

これは僕にとって感慨深い出来事で、彼とは仕事でかなりぶつかり、考え方が全く合わない、というストレスをお互いが抱え、後味の悪い辞め方になりそうなこともあったから。

 

敵にするか、味方にするか

 

ただ、最後はこうして、Sさんが退職後も長期的な付き合いを望んで、行動してくれたおかげで、僕の気持ちも彼を応援し、サポートしたい、という気持ちになった。そうさせるSさんの人間性も素晴らしい。

 

やはり、敵は少ない方がいい。関係なさそうでも、味方は多い方がいい。人生は長期戦。どこでどんな風につながるかなんてわからないですから。

 

いままで敵を作ってしまって、罵声を浴びせられたこともあった。ただ、それも自分に原因があるのだ。そういう関係にしかならないなら、初めから付き合わなければ(採用しなければ)いいんです。

 

みなさんも、一度付き合ったら、一生付き合うくらいで関わることをお勧めします。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です