12月中旬の話。
いま住んでいる古民家のオーナーさんとご飯に行ってきた。
創作串カツ屋さん。
いつも連絡をとっている奥様がご主人を連れていらっしゃったんですが、
このご主人が昔ダンスをやっていた、という話になった。
50代前半で、現在とある会社の役員なのだが、
・18歳の時に、初めてソウルダンスのディスコに行って、雷に打たれたような衝撃を受けて、それ以来、夢中になった。
・いまでもイベントに呼ばれて踊ることがある。先日もシアトルに公演で行った。
・道頓堀・戎橋の交番の横で仲間と踊っていたら、黒山の人だかりができていた。
・当時は4時間でも、5時間でも踊れた。踊っていると時間を忘れる。
・70年代に日本を席巻したダンサー Cherryさんも当時の友人。
という話に聞き入ってしまった。。。
で、
ダンスでプロに道に行く、という話もあったんだけど、当時はそんなこと考えもしなかった。
ダンスで食べていく、なんて世間的には非常識で選択肢として、ありえなかった。
「いま考えると、プロを目指したかったな〜、といまでも思う」
とのこと。
なんか、こういう風にストレートに『後悔している』、っていう人ってカッコいいな、と。
自分の中にも『後悔』というのはある。
学生時代、留学しておけばよかったなー。
もっと旅しておけばよかったなー。
もっと遊んでおけばよかったなー。
・・・
僕のパワーの源泉は過去の後悔を取り戻すため、と言っても過言ではない。
もっというと、いま自分が後悔しているようなことを、未来の自分は同じように後悔してほしくない、それなら今行動しよう、という気持ち。
だから、このご主人もまさにそうだと思う。
後悔があるから、いまでも家でダンスの練習をし、多忙の中でも教室を開き、海外遠征までするのだろう。
僕は自分の中の後悔、悔しい、というマイナスの感情を直視し、ポジティブに使っていきたい。
だから、後悔していない、という言葉を聞くと、本当かな?とよく思ってしまう。
後悔がないというのはそこに対する思い入れの感情が薄いのではないのかな、と。
ということで、この『イエステ』いろんな方に出会えるのが醍醐味だなー、と。
今回もいろんな話を聞いて勉強になったし人生の幅も広がった。
ダンスっておもしろそうだな、と。
自分は一生やらないだろう、って思っていたのが、いや、やるかも、と思った。
絶対に下手くそだろうけど、そういうことは問題じゃない。
このイエステは『面白い人と出会う口実の企画』と言ってもいいのかもしれない、と思いながら夜は更けていったのであった。
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