『全社ミーティングも、年間経営計画発表会も、旅行・合宿も、飲み会も、すべて自由意志』
いきなりですが、
先週、方針転換を発表しました。
行きたい人のみが参加する。と冒頭のことを伝えたんです。
それまでは、ほぼ全員参加ってしていたんです。
武蔵野の小山社長のようにルールをたくさんつくって。分かりやすく動けるように。
でも、このやり方は時代に合っていないし、長期的には使えない、と思い、止めました。
なぜか?
参加したくない人が混じると、場のエネルギーが落ちるから、です。
少数でも積極的に参加する人同士でつくられるコミュニティの方が強い。
フリーランス集団 vs スタッフ集団
これを考えるようになったきっかけは、
個人コンサルタントのコミュニティに入って感じたことなんです。
たとえば、「みんなでスペインに行こう!」となると、行きたい人が行く。
全員フリーランス、社長なので。
お金も当然各自持ち。
しかもモチベーションも高い。
あの先生と一緒にいけるなんて学べることが多い。と。
で、会社の場合はどうだろう。
たとえば「スペインに行こう!」となると、社員はとまどいながら、
「社長が変なこと言いだしたよ。仕事たまってるのにな~」
となる社員が大半。イヤイヤ感が高いスタッフが多い。
費用は会社が全部負担する。
結果、モチベーションも低いので、ダラダラした受け身の旅行にしかならなくなる。
つまり、境遇的には、後者の方が恵まれているのだけれども、
前者の方がモチベーションが高く、エネルギーの高い集団がつくられ、
質の高い旅行となり、結果参加者の満足度も上がる・・。
あなたが経営者ならよく考えてほしいのだが、
後者は全く効果の少ない、質の低い旅行になっている可能性がある。
家族旅行の矛盾
こんな話もありますよね。
・・・・・
ある家族がお父さんの運転で泊りがけの旅行に行った。
で帰宅した時、
お父さん
『あー、疲れた。子供達のために頑張ったぞ〜。』
子供
『あー、疲れた。
これでお父さんも満足したかな。。』
・・・・・
どうでしょうか?
家庭でも、社内でもこうなっていないでしょうか?
全員LOSEになっている。
で、この誰も得しないイベントは毎月、毎年、延々と繰り返される。
去年、沖縄に合宿旅行に行ったんですが、半分くらいは
ダラダラ参加している気がしたんですね。ま、これも当然で、無理やり連れて行ったのでしょうがないんですが。
で、こういうのはお互いに時間の無駄だなって思ったんですね。
やはり自主的な参加にしよう、と。
ここで考えられる質問としては、
問題点は?
Q「でも、大半が参加しなくなったらどうするのか?
イベントとして成立しなくなるのでは?」
確かに。
回答としては、、、
1.全員参加のイベントも臨機応変に作る。たとえば、就業規則の説明会、とか
年に1度の忘年会、など。
2.もし自主的にして参加が5割以下なら、そのイベントの存在意義や
目的を考え直す必要がある。本当にそのイベントは必要なのだろうか?
その価値をスタッフに伝えられているのだろうか?
会社イベントを自主参加にすると、会社経費も浮き、なによりやる気のある人と
ない人が自動フィルタリングされる。やる気があるって言ってても、
実際は参加しない、という人もいて本性が出ておもしろいですよw
コメントを残す