システム世界にシフトしていくので、システム世界に準備せよ、ということのお話です。
100年後どうなっているか? ビジネスをするとき、最近よく考えます。
といっても、ここ3年程度ですが。以前は考えたり考えなかったり。
これは、野口悠紀雄さんの仮想通貨革命—ビットコインは始まりにすぎない という本がきっかけです。
ここで「ビットコインのような『無人企業』(社長も従業員もゼロ)が未来の姿であり、こういう形のものが増えていくだろう」みたいなことが書いてありました。
ビットコインというのは、簡単に言うと、電子マネーですね。正確には違うんですが・・。
これの仕組みが面白くて、ビットコインを作った人はいるけど、その管理者はいないんですね。
普通は、楽天マネーとかエディーとか母体があり、人がいて、そこが管理をしています。
でも、これはないんです。
簡単にいうと、
「サッカーを開発した」
みたいな話。
普通はJリーグとか、その機関と仕組みを作るものだが、その仕組みだけ作って、管理が全てシステム、というのがビットコイン。
もし世の中で「サッカー」など競技そのものを開発した人がいたとしたら、どうでしょう?一般には知られないでしょうし、利益も得てなさそうですね。でも狙って作ったとしたらすごいですよね。まず、スポーツを発明しても、誰もやってくれないので、広めるのが大変ですよね。ビットコインを開発した人たちはサッカーは開発して、世界中に広めたから、みんな遊んでおけ、みたいな。もはや神様目線ですよね笑
このビットコインの仕組みも、おもしろくて話せば長いんですが、
ビットコインは誰でも発掘することができて、その発掘者が従業員みたいなもので、発掘する仕事というのは、かなり難解で、ブロックチェーンの解読という仕事なんです。つまりこれが働く側、裏側だとすると、表側はブロックチェーンというサービス、盗まれないためのセキュリティ、使う表側のユーザーへのセキュリティのサービスという仕組みになっているんです。
会社組織で例えると、 社長・マネージャー=システム・AI 従業員=世界70億人 ユーザー=世界70億人 という構図。
これを知ったときに、頭がクラクラするほどの衝撃を受けました。 未来の世界の企業は『無人企業』という事実があり、それが僕の前で運用されている。実際に日本でも使える店は増えている、というこの事実。
このシステムは200年後からやってきた未来の文明からやってきた人が作ったんだろう、と個人的には考えています。そうでないとこんな発想ができないですから。ま、それくらいの衝撃を受けた、と。
もちろん全ての企業がそうなるわけではないでしょう。 ただ、このようなSFの世界はもう既に来ているということです。
50年後、100年後にやってくるであろう、SFの世界に備えましょう。管理するのは人ではなく、システムなんです。機械の方がそれは得意ですから。
現代の魔法使いことメディアアーティスト、落合陽一さんによれば 人間がコンピューターの下請けをやるようになり、これをヒューマン・コンピュテーションと呼んでいる。(『これからの世界をつくる仲間たちへ』より)
こんな世界がくるのでしょうか?
でも実際にあるんです。
Uberはまさにそう。
コンピューターがドライバーに指示をしている。 「お客さんが◯◯St.にいるので、そこにいきなさい」と。
通常のタクシー会社は、電話の取り次ぎの担当者が取り次いでいますけど。 こんな世界は嫌だ、と思うかもしれませんね。
でも、ユーザーとして、あなたはUberを使わない、と言い切れるでしょうか? 安くて、安全、早くて、便利。
先ほどの
>つまり会社でいうと、 社長・マネージャー=システム、AI 従業員=世界70億人 ユーザーー世界70億人 という構図。
に最も近いかもしれません。
このような現象をネガティブに捉える人がほとんどでしょう。「人間が機械の下請けになるなんて、最悪な世の中だ!」って思うのがまともですよね。
ポジティブにいうと、「人間は、より人間らしく、人間しかできない仕事を」という見方もできます。 前述の落合氏は「人間と機械の棲み分け」と言っています。現にUberによってブルーワーカーは収入が2~3倍程度に上がっているという事実もあります。
さて、来たるべきシステム社会に対し、僕たちは、どうすればいいのでしょう。
僕の意見は、「何もしなくてもいいし、何かをしてもいい」
どちらにせよ、そういう世界が来る、そういう世界が既に現実世界にやってきているということを直視するべきでしょう。
ビットコインの概要を簡単に説明したリンクを貼っておきます。
「こういう話をもっと聞きたい」という方は下から登録してみてください^^
『ナマケモノからの手紙』
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